旅好き男のじゃらんじゃらん、じゃぱん

国内旅行も海外旅行も大好きなアラサー男が、旅したオススメの場所を紹介します!

初めての富士登山♪(前編)

富士山・吉田ルート五合目にて



きっかけは失恋・・・w【登山準備】


その不幸は、大学4年生の初夏にやってきた・・・
4年生の春に無事就職活動を終えて、卒業までの単位数も残り数単位と順調そのもので、早くも卒業旅行について、友達と話していました。


そんなとき、ひと足先に社会人となっていた彼女から急に別れを告げられる。。。
しかも、相手には既に恋人が。。。
別れのきっかけは、社会人と学生のすれ違いによる些細な事でしたが、1年生から付き合って、大学生活の半分以上が彼女との思い出だったので、当時のショックは相当なものでした。


なにをしていても、元カノを考えてしまい、気持ちが晴れない日々が続いていました。
そんな、半分無気力だった私に、以前から旅行の話をしていたサークル仲間の友人Tくんが、
「もうすぐ卒業やし、学生時代の思い出に富士山に登ろう!」と声を掛けてくれました。
正直、場所はどこでも良かったのですが、とにかく元カノとの思い出がない場所に行きたかったので、すぐに二人でツアーを調べて、申し込むことに。


山登りの経験はありませんでしたが、体力と若さを武器に、スポーツ量販店でセール品のザックと登山靴を購入。
ウェアは上下ジャージとインナー1枚、高校時代のウインドブレーカーと最低限の準備でツアー当日を迎えることになりました。


雲の上からの景色【登山開始】
ツアーのバスで吉田ルートの五合目まで登り、そこで、登山準備や軽食を済ませて集合時間を待ちます。
この時点ですでに2,300mまで登ってきているので、それだけで初めての世界。

テンションが上がって、登りきったかのような記念写真w


これから始まる登山に胸がおどります♪
ツアー参加者が準備を終えると、インストラクターの諸注意と登山の基礎知識を聞いて、いよいよ登頂開始!


さあ、一気に山小屋まで登るぞ!っと思っていたら、先頭のインストラクターは、普段の歩くスピードよりも遅いゆっくりとした足取り。。。
話を聞くと、酸素が薄い高山では、呼吸が乱れるとすぐに高山病の症状が出るそうです。
なので、まずはゆっくりと歩き、大きく息を吸って、ろうそくの灯をソッと消すようにおちょぼ口にして、長く息を吐くのがコツになるそうです。


山登りというと、マイナスイオンたっぷりの林道を深呼吸しながら登るイメージを持っていましたが、富士山は少し違います。
山道は、標高によってさまざまな形をしていて、ちょっとした岩を登ったり、赤土の上を歩いたり。
まるで冒険をしている探検家のような気分で、登っていくことができます。

登山道はこんな感じ!

ここで、今回申し込んだツアーの内容をご紹介します。
大阪発着3日間の初心者ツアーで、山小屋2泊+温泉付きプランにしました。


初日は、七合目の山小屋まで登り、標高に慣れながら、1泊します。
二日目は、御来光前に起床し、頂上を目指して登山再開。また希望者は、最高峰の剣ヶ峰まで案内してもらいながらのお鉢めぐりができます。その後、八合目まで下山し、就寝。
三日目は、御来光を拝んだ後、下山をし、昼には富士山ふもとの温泉施設で、入浴と昼食。その後、バスにて夜に大阪まで戻ってきます。


かなりゆったりとした行程で、私たち大学生は2組のみで、あとは年配の方が多かったですw
ですが、そのおかげで、ツアー参加者と道中や山小屋で富士登山を試みた経緯や今までの人生をうかがうことができ、初めての富士山はとても良い経験になったと記憶しています。
日程に余裕がある登山初心者の方にはオススメです♪