旅好き男のじゃらんじゃらん、じゃぱん

国内旅行も海外旅行も大好きなアラサー男が、旅したオススメの場所を紹介します!

初めての富士登山♪(中編)

登山中の風景。壮麗な景色に圧倒されます! テンションMAXで競走【富士山登頂】


さて、小休憩を挟みながら、夕方には宿泊予定の七合目まで登ってきました。
他のツアー参加者もみんな問題なく、登り切りました。
(道中、元気すぎるおじいさんがインストラクターを何度も追い越して、再三注意されていましたがw)


登山中に仲良くなった私たちと同じ大学生男2人組と山小屋で、夕食を済ませた後、ビールを飲みながら談笑。
十何年も前のことで内容はまったく覚えていませんが、大学生同士アホなことを話していたように思います。


そんな楽しい夜を過ごしましたが、初めての寝袋は全く熟睡できずに、起床。
この日の朝は、曇が多く、御来光を臨むことはできませんでした。
しかも、寝不足と夜のビールが残って軽い頭痛。。。
コンディションはイマイチでしたが、山頂を目指し登山再開。
歩くこと数時間。ついに鳥居が見えてくると、そこは頂上の久須志神社!
私たちのツアーは、ひとりもリタイアすることなく、登頂することができました。


ここからは、希望者のみで剣ヶ峰のある3776mを目指し、お鉢めぐりをします。
もちろんまだまだ体力の残っていた私たちは、参加。
しかも、剣ヶ峰付近にある通称「馬の背」と呼ばれる坂道では、インストラクターに釘を刺されましたが、テンションはMAXで、4人で本気のダッシュ!!

馬の背と呼ばれている坂道。けっこう足にきます。。。

そして、ついに、ついに、日本の頂へ!!
日本一高い場所まで来た自分が誇らしく、何度もガッツポーズと大声を出していたのを今でも覚えています。

このときはアドレナリンのおかげで、何もありませんでしたが。
しかし、ここから。。。



甘く見ていた高山病【ハプニング】


無事、剣ヶ峰まで登頂を終え、自分が天下を取ったような自信と達成感を味わいながら、久須志神社に戻ってきたとき、風邪のような症状で、寒気と咳、出始めます。


ちょっとはしゃぎすぎたかなと思っているのもつかの間、ひどい頭痛で立っているのもしんどくなりました。
なんとか宿泊先の山小屋まで戻ってくるも、一向に収まりません。
それどころか熱も出てきたようで、立ち上がるのがやっと。。。
山小屋のスタッフから高山病と診断され、テンションは一気に下がりました。
若いし、体力にも自信があったので、登る前から絶対にかかることはないと思っていたのに。


インストラクターからは、「馬の背」で走ったのが原因だと言われ、恥ずかしく、そして申し訳ない気持ちになりました。
この日の夕食は、私の大好きなカレーでしたが、一口も食べられず。。。


宿泊部屋の寝袋に一人震えながら横になっていると、もう一人同じような人が。
実は、もう1組の大学生のひとりも、私と同じく高山病にかかったようです。
二人でバツが悪そうに苦笑したのを覚えています。


私たちのせいで、山小屋のスタッフや他のツアー客に心配をかけてしまい、恥ずかしい気持ちと申し訳ない気持ちで、反省しきりの夜になりました。


今までで見た一番の感動【御来光】
明け方、高山病の頭痛が残る中、一緒に参加したTくんに、むりやり起こされて外に出ると。。。



圧倒されるほどきれいな御来光が、目の前に!!
一瞬ですべての感情がどこかにいき、ただただ眺めている目から涙が。
人生で最高の景色を見た瞬間でした。
そして登山前、うじうじしていた自分がどうでもよくなり、一気に晴れやかな気分になりました。

人を動かす景色って、本当にあるんだなぁと感じた瞬間です。
同時に、日本に生まれたこと、地球に生まれたことが愛おしく感じられ、生まれてきたことに感謝した瞬間でもありました。


下山後の幸せ【温泉&ほうとう鍋】
昨晩から悩まされていた高山病は、下山をするごとに改善され、五合目まで戻ってくるとすっかり回復していました。
その後、バスで富士山麓の温泉施設に訪れ、久しぶりのお風呂。
シャワーを浴びると、こんなに汚れていた!?と思うほど、砂が落ち、どろどろだった身体がきれいさっぱり!そして、昼食は、山梨県名物のほうとう鍋。


登山中は、簡単な食事が中心でしたので、あったかい鍋と白飯は、めちゃくちゃ美味しく、出発のギリギリまでおかわりをしていましたw
(そのせいで、帰りの高速道路で我慢できず、予定になかったPAで停まってもらい、おひとり様トイレ休憩。。。)
高山病といい、腹痛といい、インストラクターやガイドの方、一緒に参加されたツアーの皆さま、本当に申し訳ございませんでした。


いろいろありすぎましたが、これが私のはじめての富士登山でした。
誘ってくれたTくん、ほんまにありがとう!!

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